駅前商店街立地(2)

高齢化の進展はどうでしょうか、マーケティング・マップで町丁別に確認してみます。青色は65歳以上人口構成比率10%未満、水色は10%台、黄色は20%台です。


現状では、10%台の町丁が多いようですが、商店街の西側には黄信号地域も見られます。10年後どのように変化するかです。そのためには、個々の町丁ごとに高齢化率(65歳以上人口比率)を見ていく必要があります。


以上情報から、新店舗の場所に出店すべきかどうか、みなさんは、どのようにお考えになりましたか?

確かに新店舗の場所は、人通りが多い駅前商店街に存在します。ただし、3方向から人が流れ込み、事業所勤務者も多いトライアングル・エリアからは、北へ200mも離れています。

したがって、商店街の北側エリアの住民が主なお客様となります。人通りも駅前に比べ3分の1以下でしょう。


人が多く集まってくると商店街といっても集中する場所は限られいます。人通りの多い場所だけで判断しないことです。開業予定場所との通行量の差に注目すべきです。


報われる出店場所を選ぶ

実は新店舗の場所ですが、モデルがあります。

関西のラーメン通で大評判になったお店です。関西のラーメン通が集うホームページで、その味が絶賛され、遠くからも、わざわざ人が訪れるのです。

ほどなく、サイドメニューがどんどん増えはじめました。から揚げ、おつまみセット・・・などなどです。


これは、当然なのです。一握りのラーメン通は、主力のお客には、なりえません。

小さな商圏で、付近の住民の方を、お客様とする場合は、バライティーさ、リーズナブルさが不可欠です。味も女性や子供、お年寄りにも支持される味が必要です。 

しかし、ラーメンに心血を注いでいきた店主には、この方向性は合わないと思います。

主力商品(ここではラーメン単品)で勝負する店は、お勤めの人など数多く人が集まる場所に出店すべきなのです。

小さな商圏の場合は、際立った特徴より、リーズナブルさ、バライティーさで、エリア内での高シェア獲得を目指す戦略が基本です。

店主の目指す方向性・戦略(例えば”単品勝負”、"地域密着高シェア”等)により立地を選ぶべきなのです。そうすれば、日々の努力が報われのです。

このお店も、立地が変われば繁盛店になるのは間違いありません。ただ現実問題として、お店に対する初期投資の回収に、まだまだ時間を要するでしょう。


 ですから、
最初の開業立地は、本当に慎重の上にも慎重に選んでいただきたいのです。




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